PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題 その1
- 2014年08月21日
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PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、1881年にドイツで初めて合成され、1929年に米国で、そして1954年に日本で工業生産が始まった有機塩素化合物です。PCBは、当初、無害であり、しかも化学的に安定していることから「夢の化学物質」とも呼ばれていました。しかし、この化学安定性が災いすることとなり、環境中でも安定で分解しにくいために、地球規模の環境汚染をもたらす結果となりました。また、皮肉なことに、ヒトや生物の体内においても代謝・分解されにいために長期間にわたって汚染が続きます。 続きを読む →